歯内療法とは?
歯内療法とは大まかにいうと、歯の中にある歯髄という組織に病気が生じた際に行う歯科治療の一つです。
歯内療法の方法は大きく分けると以下の通りになります。
1生活歯髄療法
健康な歯髄(神経)を可能な限り温存する治療
2初回根管治療
初めて歯髄(神経)を取り除く処置(抜髄処置)、初めて感染した歯髄を除去する処置(感染根管処置)
3再根管治療
過去に行った根管治療をやり直す処置
4外科的歯内療法
通常の根管治療では対処できない場合の処置
歯科医院を受診する原因になることとして一番に思いつくのはむし歯ではないでしょうか?他には歯周病や根っこの病気があります。これらの病気に共通していることは、原因が細菌であるということです。お口の中には数え切れないほどの細菌が存在していると言われています。
歯内療法の中でも根管治療は日常的によく行われている歯科治療の一つです。歯根の中から歯髄という神経組織や、病気の原因となっている細菌を丁寧に除去していきます。
また、このような治療を行わなくて済むように予防的な治療として行う生活歯髄療法や、根管治療では対処できない場合に行う外科的歯内療法で、患者様の大切な歯を可能な限り温存していきます。
当院の歯内療法
1成功率
「成功率」とは、治療後に痛みがなくなった等の簡単な基準ではなく、5年後や10年後も歯を健康的に使えている状態を指します。
状況によって成功率は変わってきますが、様々な研究によって概ね50~90%と報告されています。
一般歯科医と歯内療法専門医による治療の成功率を比べた調査では、今や専門医は神経を取り除く治療では90%以上の成功率を獲得しています。一方、日本における保険診療(旧来型の治療法)の成功率は40~50%とも言われています。
根管治療を繰り返すことで自ずと成功率は下がっていきます。そのため、最初の時点で出来るだけ「上質な治療」を受けることが、将来より長い期間歯を抜かずに済むことへとつながります。
2成功率が高い理由
根っこの病気の原因は、難しいことではなく単純に「細菌」への感染によるものです。当院の根管治療の成功率が高い理由は、「無菌的な口内環境」をつくり、細菌を「排除すること」、細菌を「侵入させないこと」に最善を尽くしているためです。